PowerDVDで音楽CDを編集して作成したPowerPlayerのリンクをブラウザで再生したい
PowerDVDで編集した音楽CDを「PowerPlayer」のリンクとしてブラウザで再生する方法について、以下のように整理できます。
✅ 実現したいこと
PowerDVDで編集・作成した音楽CDのコンテンツを、PowerPlayerのリンクを使ってブラウザで再生したい。
🔍 必要な条件と手順
1. PowerDVDで音楽CDを編集・取り込み
PowerDVDでは、音楽CDを以下の手順で取り込めます:
- CDを挿入 → 「取り込み」選択
- 曲を選択 → MP3などの形式で保存
- 保存先を指定して取り込み
2. CyberLink Cloudにアップロード
PowerPlayerでブラウザ再生するには、CyberLink Cloudに音楽ファイルをアップロードする必要があります。
- PowerDVDまたはPowerPlayer 365を使って、取り込んだ音楽ファイルをCyberLink Cloudにアップロードします。
3. PowerPlayerで共有リンクを作成
PowerPlayerアプリ(スマホまたはPC)で以下の操作が可能です:
- クラウド上のメディアに対して共有リンクを作成
- このリンクを家族や友人に送ることで、ブラウザで再生可能になります(受信者はアプリ不要)
4. ブラウザで再生
共有されたリンクをクリックすると、ブラウザ上で音楽が再生されます。
- PowerPlayerのインストールは不要
- サイバーリンククラウドのアカウントがなくても再生可能
📱 必要なアプリ・サービス
- PowerDVD(PC)
- PowerPlayer(スマホ/タブレット)
- CyberLink Cloud アカウント
🔧 補足
- PowerDVD単体ではクラウド共有リンクの作成はできません。PowerPlayer 365またはPowerPlayerアプリが必要です。
- 音楽CDの「編集」とは、曲の選択・形式変換(MP3など)・メタ情報の追加などを指します。
市販CDの音源をCyberLink Cloud経由で共有することには、著作権上のリスクが明確に存在します。以下にその理由と注意点をまとめます。
⚠️ 市販CDの共有に関する著作権リスク
🎵 市販CDには複数の権利が含まれています
市販されている音楽には、以下の3つの権利が含まれています:
- 著作権(作詞者・作曲者など)
- 著作隣接権(歌手・演奏者などの実演家)
- 著作隣接権(レコード製作者)
これらの権利は、私的利用以外の目的で共有・配信する場合には、すべて許諾が必要です。
🌐 CyberLink Cloudでの共有は「公衆送信」に該当
- PowerPlayerで生成したリンクをYouTubeなどに掲載すると、不特定多数の人がアクセス可能な状態になります。
- この状態は、著作権法上の「公衆送信権」や「送信可能化権」の侵害に該当する可能性があります。
🚫 許可なしの共有は違法
- 市販CDの音源をクラウドにアップロードし、リンクを公開する行為は、著作権者の許諾がない限り違法です。
- たとえ収益目的でなくても、「共有」=著作物の公開とみなされます。
✅ 安全に共有するための選択肢
方法 著作権リスク 備考 自作音源の共有 なし 自分が著作権者であれば問題なし 著作権フリー音源の共有 低 ライセンス確認が必要 市販CDの共有 高 許諾が必要(JASRACなどを通じて) 家族・個人での再生 なし 私的使用の範囲内ならOK
📌 まとめ
- 市販CDの音源をCyberLink Cloudで共有し、リンクをYouTubeに掲載することは、著作権侵害のリスクが高いです。
- 公開共有を行う場合は、JASRACなどを通じて正式な許諾を得る必要があります。
- 自作音源や著作権フリー素材を使うことで、安全にリンク共有が可能です。
もし、「このCDの曲をどうしても共有したい」という場合の、その楽曲の権利状況を調べる方法や、JASRACでの申請手順。
市販CDの楽曲を共有するためにJASRAC(日本音楽著作権協会)へ著作権利用申請を行う手順を以下にまとめました。
✅ JASRACへの著作権利用申請の基本手順
① 利用したい楽曲がJASRAC管理か確認
- JASRACの楽曲データベース「J-WID」で検索します
→ J-WID検索ページ
楽曲名・アーティスト名で検索可能です。
② 利用目的に応じた申請方法を選ぶ
利用目的によって申請窓口が異なります:
利用目的 申請方法 インターネット配信(YouTubeなど) J-TAKT(オンライン申請) CDや映像ソフトの制作 J-RAPP(オンライン申請) 店舗BGMやイベント演奏 J-OPUS(オンライン申請)
③ 使用料の確認
- 使用料は楽曲数や利用形態によって異なります。
- 例:インターネット配信の場合、1曲あたり数百円〜数千円程度。
- 使用料の概算はJASRACの「使用料シミュレーション」で確認できます。
④ 申請書類の提出
- オンライン申請(J-TAKTなど)または紙の申込書をダウンロードして郵送・FAXで提出。
- 必要書類:
- 楽曲名・アーティスト名
- 利用目的・方法(例:YouTubeでの再生)
- 使用予定期間
- 音源の出所(CD、配信など)
⑤ 使用料の支払いと許諾番号の取得
- 審査後、請求書が届きます。
- 支払い完了後、許諾番号が発行され、正式に利用可能になります。
⚠️ 注意点
- 市販CDの音源を使う場合は、JASRACだけでなくRIAJ(日本レコード協会)への申請も必要になることがあります(音源の複製権)。
- 音源の出所が「CD」か「配信」かによって、申請先が変わる場合があります。
📌 まとめ
市販CDの楽曲をYouTubeなどで共有するには:
- JASRACで著作権利用申請
- 必要に応じてRIAJにも申請
- 使用料を支払い、許諾番号を取得
- 許諾を得た上でリンクを公開
もし、具体的な楽曲名や利用方法(例:YouTubeで再生、ブログで紹介など)が決まっていれば、どの申請窓口を使うべきかをさらに詳しく調べて下さい。