PowerDVDで音楽CDを編集して作成したPowerPlayerのリンクをブラウザで再生したい

2025年10月04日

PowerDVDで編集した音楽CDを「PowerPlayer」のリンクとしてブラウザで再生する方法について、以下のように整理できます。

実現したいこと

PowerDVDで編集・作成した音楽CDのコンテンツを、PowerPlayerのリンクを使ってブラウザで再生したい。

🔍 必要な条件と手順

1. PowerDVDで音楽CDを編集・取り込み

PowerDVDでは、音楽CDを以下の手順で取り込めます:

  • CDを挿入 → 「取り込み」選択
  • 曲を選択 → MP3などの形式で保存
  • 保存先を指定して取り込み

2. CyberLink Cloudにアップロード

PowerPlayerでブラウザ再生するには、CyberLink Cloudに音楽ファイルをアップロードする必要があります。

  • PowerDVDまたはPowerPlayer 365を使って、取り込んだ音楽ファイルをCyberLink Cloudにアップロードします。

3. PowerPlayerで共有リンクを作成

PowerPlayerアプリ(スマホまたはPC)で以下の操作が可能です:

  • クラウド上のメディアに対して共有リンクを作成
  • このリンクを家族や友人に送ることで、ブラウザで再生可能になります(受信者はアプリ不要)

4. ブラウザで再生

共有されたリンクをクリックすると、ブラウザ上で音楽が再生されます。

  • PowerPlayerのインストールは不要
  • サイバーリンククラウドのアカウントがなくても再生可能

📱 必要なアプリ・サービス

  • PowerDVD(PC)
  • PowerPlayer(スマホ/タブレット)
  • CyberLink Cloud アカウント

🔧 補足

  • PowerDVD単体ではクラウド共有リンクの作成はできません。PowerPlayer 365またはPowerPlayerアプリが必要です。
  • 音楽CDの「編集」とは、曲の選択・形式変換(MP3など)・メタ情報の追加などを指します。


市販CDの音源をCyberLink Cloud経由で共有することには、著作権上のリスクが明確に存在します。以下にその理由と注意点をまとめます。

⚠️ 市販CDの共有に関する著作権リスク

🎵 市販CDには複数の権利が含まれています

市販されている音楽には、以下の3つの権利が含まれています:

  1. 著作権(作詞者・作曲者など)
  2. 著作隣接権(歌手・演奏者などの実演家)
  3. 著作隣接権(レコード製作者)

これらの権利は、私的利用以外の目的で共有・配信する場合には、すべて許諾が必要です。

🌐 CyberLink Cloudでの共有は「公衆送信」に該当

  • PowerPlayerで生成したリンクをYouTubeなどに掲載すると、不特定多数の人がアクセス可能な状態になります。
  • この状態は、著作権法上の「公衆送信権」や「送信可能化権」の侵害に該当する可能性があります。

🚫 許可なしの共有は違法

  • 市販CDの音源をクラウドにアップロードし、リンクを公開する行為は、著作権者の許諾がない限り違法です。
  • たとえ収益目的でなくても、「共有」=著作物の公開とみなされます。

✅ 安全に共有するための選択肢

方法 著作権リスク 備考 自作音源の共有 なし 自分が著作権者であれば問題なし 著作権フリー音源の共有 低 ライセンス確認が必要 市販CDの共有 高 許諾が必要(JASRACなどを通じて) 家族・個人での再生 なし 私的使用の範囲内ならOK

📌 まとめ

  • 市販CDの音源をCyberLink Cloudで共有し、リンクをYouTubeに掲載することは、著作権侵害のリスクが高いです。
  • 公開共有を行う場合は、JASRACなどを通じて正式な許諾を得る必要があります
  • 自作音源や著作権フリー素材を使うことで、安全にリンク共有が可能です。

もし、「このCDの曲をどうしても共有したい」という場合の、その楽曲の権利状況を調べる方法や、JASRACでの申請手順


市販CDの楽曲を共有するためにJASRAC(日本音楽著作権協会)へ著作権利用申請を行う手順を以下にまとめました。

✅ JASRACへの著作権利用申請の基本手順

① 利用したい楽曲がJASRAC管理か確認

  • JASRACの楽曲データベース「J-WID」で検索します
    → J-WID検索ページ
    楽曲名・アーティスト名で検索可能です。

② 利用目的に応じた申請方法を選ぶ

利用目的によって申請窓口が異なります:

利用目的 申請方法 インターネット配信(YouTubeなど) J-TAKT(オンライン申請) CDや映像ソフトの制作 J-RAPP(オンライン申請) 店舗BGMやイベント演奏 J-OPUS(オンライン申請)

→ JASRACの申請窓口一覧はこちら

③ 使用料の確認

  • 使用料は楽曲数や利用形態によって異なります。
  • 例:インターネット配信の場合、1曲あたり数百円〜数千円程度。
  • 使用料の概算はJASRACの「使用料シミュレーション」で確認できます。

④ 申請書類の提出

  • オンライン申請(J-TAKTなど)または紙の申込書をダウンロードして郵送・FAXで提出。
  • 必要書類:
    • 楽曲名・アーティスト名
    • 利用目的・方法(例:YouTubeでの再生)
    • 使用予定期間
    • 音源の出所(CD、配信など)

→ 申込書のダウンロードページ

⑤ 使用料の支払いと許諾番号の取得

  • 審査後、請求書が届きます。
  • 支払い完了後、許諾番号が発行され、正式に利用可能になります。

⚠️ 注意点

  • 市販CDの音源を使う場合は、JASRACだけでなくRIAJ(日本レコード協会)への申請も必要になることがあります(音源の複製権)。
  • 音源の出所が「CD」か「配信」かによって、申請先が変わる場合があります。

📌 まとめ

市販CDの楽曲をYouTubeなどで共有するには:

  1. JASRACで著作権利用申請
  2. 必要に応じてRIAJにも申請
  3. 使用料を支払い、許諾番号を取得
  4. 許諾を得た上でリンクを公開

もし、具体的な楽曲名や利用方法(例:YouTubeで再生、ブログで紹介など)が決まっていれば、どの申請窓口を使うべきかをさらに詳しく調べて下さい。



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